◇◆◇且緩々◇◆◇

慌てず、焦らず、ゆっくりと・・・。のんびりと今日までの出来事、印象深かったことなど綴っていきます。そして、猫との暮らしを少しずつ書いていきます。

保護猫ちゃん、譲渡主様より譲渡の正式決定 そして・・・事件は起きた。

こんばんわ! 

 

無事にお見合いも終了し、我が家の家族が一人増えることが正式に決定いたしました。

あとは、譲渡の日までしっかりとした準備を行わなければ!

 

急遽、購入したキャットケージ(3段) そして、キャットタワーの組み立てなどなど。やることは沢山です。猫ちゃんとの暮らしの為に、私をはじめ家族皆ウキウキ気分です。ケージの組み立てとキャットタワーの組み立ては長女が一生懸命にお手伝いしてくれました。

「猫ちゃん、気に入ってくれるかなぁ?」

「気に入ってくれるといいね。大丈夫。きっと気に入ってくれるよ」と

父娘とで妄想を膨らませながらの作業は楽しいものでした。

 

 

それがあんな事になろうとは・・・その時の私たちには知る由もありませんでした。

 

 

 12月2日(金)午後1時

 

譲渡主さんとの最初の条件で里子ちゃんは、時期が来たら必ず避妊手術をするという約束がありました。その為、避妊を受ける際の手順などがあれば教えていただこうと近所の獣医さんに電話をしてみました。

 

・里子としてメスの子猫を譲渡してもらうこと。

・避妊の時期は来年の1月中旬頃を予定している。

・前もっての準備などの必要があるのかないのか?

いろいろと聞いてみました。

 

・初診の猫ちゃんであれば、最初にワクチンの接種を当院で行っていただきたいこと。

・ワクチン接種時に避妊手術の予約を取ってもらうこと。

・雌猫の場合は開腹手術となるので、一泊の入院が必要であることなどなど。

 

を教えていただきました。

 

我が家にお迎え予定の猫ちゃんは確か、ワクチン接種済みと聞いていたので病院のほうに「半年ほど前にワクチン接種を受けていてもワクチンの必要があるのか?」と質問してみました。ワクチン接種の証明書があれば、ワクチンは必要なくなるので、譲渡主さんよりワクチン接種の証明書をもらって来て下さいね。と教えていただきました。

 

早速、譲渡主様にメールで譲渡の時でいいのでワクチン接種の写しが欲しいことなど、お願いしてみました。個人で保護活動をされている方なので写しはきちんと持っているだろうと返事を待っていましたが、今日に限って、なかなか返事が返ってきませんでした。譲渡の時のお話では、メールのレスポンスも良く、非常にスムーズにお見合いまでさせていただいたのに、どうしてなの?単に忙しいだけならいいのだけど・・・。

 

もしかしたら、

「証明書なんか持ってない!そんな面倒くさいやつになら里子には出さない!!」とか

「気が変わった!今回の譲渡の話はなし!」とかって一方的に、いわゆるドタキャンなのかとか、私は心配でなりませんでした。

 

最初のメールを送って3時間が過ぎようとした頃に、もう一度、メールを送ってみました。それでも、返信がなく・・・私の悪い予感が的中したのか??と思っていたその矢先

携帯に着信が!!!

ディスプレーには、譲渡主様のお名前。ほっと一安心。でも恐る恐る、そして

意を決して電話に出てみました。

 

 連絡が遅れたことを最初にお詫びされ、その後に、ワクチン接種の証明書は問題なくお渡しできるので安心してほしいことを言われました。

 

(私の妙な悪い予感など思い過ごしであったと思った・・・その時!!!)

 

譲渡主様から「実は今回・・・オルカさんにとってあまり良くないお知らせがあります」

 

「(えっ? えっ? えっ?)あのそれって・・・?どういうことなのでしょうか?もしかして今回のお話は無かったことにとかではないですよね?」恐る恐る聞いてみました。

 

「嘘を付いて譲渡するわけにもいかないので、正直にお話ししますね。」

譲渡主さんは言葉を選びつつも、慎重に、そしてゆっくりと

 

・里子予定の猫ちゃんの後足が急に麻痺した感じになり立てなくなったこと。

 (5分もすれば回復して何事もなかったように歩き回る)

・獣医さんのところで検査するも、内臓疾患ではないとのこと。神経とか骨とかの異常でもない

・ただ、心臓に肥大が見られるとのこと。猫の心肥大は特に恐ろしく、心肥大によって出来た血栓が後足の血管内につまり、足の麻痺を引き起こすこと。

・里子予定の猫の月齢での血栓は本来考えにくい。

・猫の心肥大は治療の施しようがなく、一生薬を飲ませ続けないと駄目であること。

・今後、改善の見込みはないが心肥大でも天寿を全うする猫ちゃんもいるらしく、今回のケースでは獣医さんも先のことはわからないとのこと

 

などなど、説明してくださいました。

 

「せっかくのお話で、とてもいい子だし、オルカさんとの良縁に恵まれ、こちらとしても喜んでいたのですが・・・。オルカさんにとって、初めての猫ちゃんなのにこのような状態でお渡ししてよいものか?と 悩みましたが、やはり命に係わることなので正直にお話をしました。」

 

頭の中は、真っ白に。それこそ、ショックで私はしばらくの間、お話しすることが出来ませんでした。

 

「すぐすぐにどうなるとかはないですが・・・今回のお話はどうされますか? すべてを理解の上、今回の話を進めていただけるのでしたらコチラは大歓迎ですが、この先の不安なども考えて、今回のお話は残念ですがスルーしていただいても構いませんよ。本当にご迷惑をおかけして・・・・」

 

「家内とも、そして家族とも相談して決めたいので明後日までお時間頂けますか?改めてこちらから、連絡させていただきます」と電話を切りました。

 

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