◇◆◇且緩々◇◆◇

慌てず、焦らず、ゆっくりと・・・。のんびりと今日までの出来事、印象深かったことなど綴っていきます。そして、猫との暮らしを少しずつ書いていきます。

極秘の付き合い・・・・そして・・・別れ

そんなこんながありまして、家内との極秘の付き合いが始まったのではありますが

極秘の付き合いだから、それは苦労することもいっぱいありまして。

デートに出かける際も彼女は車の後部座席に。市街地を離れるまでは、その状態。市街地を離れてようやく助手席にって具合です。

それも今では笑い話の一つですが。

 

付き合い始めて一週間くらいの過ぎたころ。家内から、お母さんに会ってほしいと。

えっ??今??このタイミングで??

遊びで付き合ってるわけではないけれど、あんまりにも急でしょ?それに、俺たちの年の差だから、絶対に反対されるよ。だって、家内のお母さんて俺と11歳違いだったでしょ?確か。

 

 

    11違い       11違い

家内・・・・・・・オルカ・・・・・・・・家内母

 

でも、母親はある日突然やってきたのです。しかも職場に!!

仕事中に内線電話が プルル~♪ プルル~♪

オルカさん、受付に○○さんて方がお見えになってますよ。

 

○○さん??? 誰? ん?ん?ん?

げっ!おかーさんやん。 慌てて受付に向かいました。

怪訝な顔をしてこちらを見る受付。

 

「おかーさん、ここではあれですから場所を変えましょう」っていうまえに

「娘がお世話になっております。今後とも娘をよろしくお願いします。」ぺこり。

焦りまくりつつ「おかーさん、場所変えましょう。」と社内より連れ出しました。

 

「おかあさん、前もって連絡して下されば良かったですのに。急にお越しになるなんてビックリしました。でも、わざわざご丁寧にありがとうございます。つきあわせて頂いているのは確かですが、この先はどうなるかわかりません。ただ、遊びで付き合ってるってわけではないので、そのあたりはご了承ください。」と丁寧にお伝えしました。

 母親は、にっこりと笑い「今まで娘がつきあったことのないタイプの男性ですね。少し心配でしたけど貴方だったら安心ですね。」

「でも私の年齢のこと、家内から聞いてます?かなり年上ですよ」

「ええ、娘から聞いてますよ。でも貴方だったら大丈夫」

何を根拠に、またその自信はどこから来るのか?

「娘が選んだ男性ですもの。間違いないでしょ?ニコ」

どうやら家内は母親から絶対の信頼を勝ち得ている模様です。

 

「わかりましこの先どうなるかわかりませんが出来うる限り、娘さんを幸せに近づけていけれるように、努力します。今後ともよろしくお願いいたします。」

 

母親の公認も無事に取れて付き合いは順調に続いていくようにみえたのでした。

 

その後も特に大きな喧嘩もなく順調に付き合っていくのでしたが、付き合っていくうちに現れる年齢差の現実。車の中のBGMはもとより、食べ物の好み、洋服のセンスなどなど。わたしの若かりし頃の話をしても、話がかみ合わない。家内より母親との会話の方が盛り上がることもしばしば。このまま将来、こいつとやっていけれるのか?

家内の経済観念は大丈夫?家事全般は大丈夫?料理は作れるの?などなど不安が膨らんでいきました。

 

付き合った行くうちに段々と彼女の若さゆえの未熟さが目立ってきたある日、彼女と話をしてみました。将来どう思っているのか?この先どうやって行くのか?今何を考えているのか?

彼女いわく、今が楽しいから将来のことはあまり考えてないと。このまま結婚まで出来ればいいけどとあまりにも安直な答え。

この時、オルカ30歳 家内19歳。

年齢的にも将来のことを本格的に考えなければならない年齢だったこともあり、また少々焦っていた私。ついに喧嘩をしてしまいました。

そろそろ、将来を本格的に考えなければならないのに、そんな安直な考えだと困る!今だって、食べ物のことでも、音楽のことでもこれだけズレが生じてきているのに、この先、お前とやっていくことは出来ない。と言ってしまいました。

お互いに歩み寄れるところは歩み寄ればやっていけると主張する家内。でも、いつも我慢してるの俺ばっかでしょ?食べ物だって、音楽だっていつも俺が君に合わせてるんじゃないか!もう疲れちゃったよ。

そう言い残して、部屋に彼女を残して仕事に出かけて行きました。

今から思えば、最低なことしたなと反省してますが、やはり年齢的なものから来る焦りと不安はあのころに自分には抑えきれませんでした。

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