◇◆◇且緩々◇◆◇

慌てず、焦らず、ゆっくりと・・・。のんびりと今日までの出来事、印象深かったことなど綴っていきます。そして、猫との暮らしを少しずつ書いていきます。

年の差夫婦

我が夫婦は世間でいわゆる年の差夫婦ってやつです。

 

家内と私の年の差はなんと11才。干支で言うと一回り近く違うのです。

家内との馴れ初めは、いわゆる職場での出会いですが

今日は、その時のことを書いてみようかと思います。

 

初めての印象では、きったない娘だなぁってのが第一印象(笑)

車を見せてもらったときにも、きったない車だなぁって最悪な印象しかありませんでした。そこそこ、かわいい顔してるのにもったいないなぁって。

 

 

ある日のこと、パートだった嫁から上司の私に相談があると。

てっきり、仕事を辞めるのかと気が気でありませんでしたが、話を聞いていくうちになにやら、怪しい雰囲気に。

「実は好きな人ができました!」と明るく相談されました。なんで私に相談を?って

実は当時の私の職場では職場恋愛は厳禁だったもので、管理者の私に相談してきたのでした。

ところで、その人ってどんな人なの?って興味本位で話を聞いていくうちに

一人消え、二人消え、三人消え・・・・。残る該当者は、私と後一名。

まさかなぁ。と思いつつも、その人のイニシャルは?ってきいたところ

SMさんです。まさしく私のイニシャル! ビンゴでした。 なぜに私? 年も一回りも違うし、第一管理者の私が社内恋愛は厳禁でしょ!っとやわらかく伝え、気持ちはありがたく受け取っておくね。でも、気持ちに応えることはできないよ。とお伝えしました。

その時の家内の悲しそうな顔はいまでも覚えています。

付き合うことはできないけれど、仕事今まで通り頑張ってくれな。

じゃあ、今日は日ごろのお礼ってことで、ラーメンご馳走してやる。

ってことで、仕事終わりに近所のラーメン店で一緒にラーメンを食べました。

ラーメンを美味しそうに食べている家内を見てると、今までは、これっぽっちも何にも思ってなかった家内に初めて、ときめいてしまった自分がいました。

 

その後も、家内は仕事を不器用ながらも日々こなしていくのですが

あの告白の後から、知らぬうちに私の視線の先にはいつも彼女がいるようになったのでした。

 

私が指導したこと、また私が注意したことは一生懸命にこなそうとする彼女。

仕事の話でも、私に笑顔を向けてくる彼女。

難しい業務をこなしている時の真剣な眼差しの彼女。

 

これ、もしかしたらヤバいパターンかも。

告白から一カ月後、ついに彼女を呼び出してしまいました。

 

「前におれに話してくれたことあったでしょ?あれから気持ちに変化はあった?」

「・・・・。変化はありません。わたし今でもオルカさんのことが・・・。」

「わかったわかった。もう言わなくてよろしい。告白は女の子がするもんじゃないから

もし良かったら、おれとつきあってくれないか?」言っちゃいました。

「・・・・・。」彼女からは返答なし。

あれ?と思い彼女を見ると・・・・なんと瞳に涙をいっぱいにためた彼女が。

「・・・私、仕事を辞めなくて頑張ってよかったです。この一ヶ月間づらがったですぅ(辛かったです)」

思わず、肩を抱き寄せてしまいました。

「でも一つだけ約束をして。このことは二人だけの秘密だから。絶対に周囲にばれないようにしなきゃね。ばれちゃうと、俺職失っちゃうから」

 

こうして彼女との付き合いが始まったのでした。

この先、二人の付き合いはどうなっていくのでしょうか?

 

 

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